「
中山記念・G2」(3月1日、中山)
3連覇を目指す
ウインブライトが今年初戦を迎える。2019年は香港で2つのG1を快勝し、見事に
JRA賞で最優秀4歳以上牡馬に輝いた。主戦・松岡が落馬負傷のため、今回は短期免許で来日中のミナリクが代打を務める。3度目の海外遠征を控えているだけに、まずは始動戦できっちり結果を残したいところだ。
19年は
ウインブライトにとって、大きな飛躍を遂げた1年となった。
中山金杯、
中山記念を連勝し、勢いに乗って臨んだクイーンエリザベス2世C(香港)を制してG1初制覇。秋も
オールカマー、
天皇賞・秋こそ結果を出せなかったが、12月の
香港Cで勝利。中身の濃い戦績が評価されて、
JRA賞の最優秀4歳以上牡馬に選出された。
20年のローテーションは、年頭の
中山金杯からの始動となった過去2年とは違い、
中山記念からのスタートを選択。
香港C以来、約3カ月ぶりの実戦となる。北海道で休養した昨夏とは違い、今回は茨城県のビッグレッドファーム鉾田トレーニングセンターへ放牧に出し、ここに向けて調整してきた。畠山師は「この中間は完全休養したわけではないですからね。力を出せる状態にありますよ」と説明する。
20日の1週前追い切りは松岡の負傷により代打騎乗となるミナリクが騎乗し、美浦Wで大きく先行した
フジノヤマテソーロ(3歳未勝利)を追いかけ、最後は格の違いを見せて2馬身先着を決めた。6F78秒7-12秒2のタイムも申し分なく、調整過程はすこぶる順調だ。
鞍上は「動き、反応ともに良かった。このままハッピーな状態をキープできれば問題はないです」と好感触を伝える。トレーナーも「3連覇もそうですが、今年の初戦でもあるのでいいスタートを切りたいですね」と前向きだ。
このあとはモレイラとのコンビが決まっている
ドバイターフ・G1(3月28日・UAEメイダン、芝1800メートル)へ参戦。さらに香港へ転戦するプランもある。まずは
中山記念で3連覇を達成し、その後のワールドツアーへの弾みをつける。
提供:デイリースポーツ