「
中山記念・G2」(3月1日、中山)
2018年の
チューリップ賞を最後に勝ち星から遠ざかっていた
ラッキーライラック。かつての2歳女王は、19年の
エリザベス女王杯で返り咲いた。「それまでも、ずっと差のない競馬はしていたけどね」と丸内助手。ようやく歯車がかみ合った。
返す刀で挑んだ
香港ヴァーズでは、勝った
グローリーヴェイズには及ばなかったものの、日本馬のワンツー決着を決めた。「(断然1番人気の香港馬)エグザルタントを負かそうとしか考えていなかった。勝ち馬とは位置取りの差だしね」と、世界でも通用した走りに満足げだった。
19年も
中山記念からの始動(2着)だったが、今年は“勲章”が加わった分、2キロ増となる斤量55キロでの出走だ。それでも「それくらい気にしないよ。体もあるんでね。なんか大きくなったなという感じ」と意に介さない。
遠征後は放牧に出て、激闘の疲れを癒やした。「アク
シデントでの放牧ではないし、ボケているわけでもない。追い切りするたびに良くなっているし、動けていますね。いい時間を過ごせました」。リフレッシュ効果は十分。充実期を迎えた女王は、ここでも攻撃の手を緩めない。
提供:デイリースポーツ