阪急杯(GIII・阪神芝1400m)に美浦から出走する各馬が、26日(水)に最終追い切りを行った。注目馬3頭について、追い切り後の各調教師のコメント。
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ステルヴィオ(牡5・美浦・
木村哲也)について、木村調教師
「今日は時計はさほど出さなくてもいいと思っていました。先週の追い切りは消化不良でしたが、終いの反応は先週より良かったですね。ただこれまでより人間に対して強くなっていて反抗する面を見せているので、それが今回どう出るか半信半疑なところがあります。
首が太くなるなど体形も変わってきましたし、距離は短縮をした方が良いと思います。今回脚を使えなければノドのオペを考えていますが、結果が出れば
高松宮記念をと思っています。今後どちらの方向に行くのか試金石の一戦になるでしょう」
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ベストアクター(セン6・美浦・
鹿戸雄一)について、鹿戸調教師
「今日は終い併せる形で追い切りました。動きは良かったですね。硬くなりやすい馬で、続けてたくさんレースを使えなかったのですが、今回はさほど硬さはありません。
前々でも競馬はできますけど、前走(
雲雀S・3勝クラス・1着)は後ろの位置取りから脚を使えたのは収穫でした。現状では1400mがベストですし、調子も良さそうなので、重賞でも楽しみです」
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ライラックカラー(牡5・美浦・
藤沢和雄)について、藤沢調教師
「今日の追い切りは湿った馬場も良かったと思いますし、動きも良く順調です。前走(カーバンクルS・OP)はベストな条件ではない中山1200mで勝つことができました。力をつけていますし、評価をしたいですね。1400mに距離が延びるのもプラスだと思います」
(取材・文:佐々木祥恵)