「サウジC」(29日、キングアブドゥルアジーズ)
スミヨンを背に、
クリソベリルはダートコースを単走で上がり重点に追い切った。テン乗りになる名手は、「動きはとても良かった。
リラックスして大きなス
トライド。米国に似た砂質で、こっちの方が深いけど、この馬ならハンドリングがうまくいくだろう」と好感触だった。
ゲート番は10番(馬番3)に決まり、「内に米国の速い馬がいるから、それを見ながら出方を決められる」と本番をイメージ。さらに勝てるか聞かれ「もちろん、そう願っている。少なくとも14分の1のチャンスはあるんだから」と闘志を燃やしていた。
音無師は「勝てば事実上の世界一。そうかもしれませんが、そのことはあまり考えてこなかった。状態を持っていくのに必死。もちろん、そうなれば天にも昇るような気持ちでしょうけれど」と冷静だ。
「輸送で一時は体重が20キロも減ったけれど、元気も出てきたし、これで体に張りも出てきた。理想的に追い切れました」。人事を尽くして、決戦に挑む。
提供:デイリースポーツ