3月1日に阪神競馬場で行われる
阪急杯(4歳上・GIII・芝1400m)について枠順・馬番別に検証していく。
過去10年、馬番別では最多となる5回の馬券絡みが2番と6番。次点で3回の3番、4番、13番が続き、2回が1番、11番、17番となっている。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
1枠 2-4-0-13 複勝率31.6% 複勝回収率64%
2枠 2-1-3-13 複勝率31.6% 複勝回収率120%
3枠 0-2-4-13 複勝率31.6% 複勝回収率169%
4枠 0-1-1-17 複勝率10.5% 複勝回収率52%
5枠 0-0-0-20 複勝率0.0% 複勝回収率0%
6枠 1-1-0-18 複勝率10.0% 複勝回収率25%
7枠 3-0-0-20 複勝率13.0% 複勝回収率38%
8枠 2-1-2-18 複勝率21.7% 複勝回収率183%
【1〜3人気】
1・2枠 3-3-1-4 複勝率63.6% 複勝回収率122%
3〜6枠 0-0-1-10 複勝率9.1% 複勝回収率13%
7・8枠 2-1-1-4 複勝率50.0% 複勝回収率85%
【4人気以下】
1・2枠 1-2-2-22 複勝率18.5% 複勝回収率80%
3〜6枠 1-4-4-58 複勝率13.4% 複勝回収率68%
7・8枠 3-0-1-34 複勝率10.5% 複勝回収率116%
まず、1・2・3枠が複勝率31.6%で並んでおり、少なからず一頭以上が毎年馬券に絡む活躍を見せている。一方、外枠は安定感では劣るものの、勝ち馬の半数が7・8枠であることは覚えておきたい。昨年も8枠17番の
スマートオーディンが、11人気の低評価を覆す鮮やかな追い込み勝ちを決めていた。
また、好走例のない5枠を中心に真ん中付近の枠順は評価しづらく、1〜3人気の上位人気馬こそ凡走が目立つ傾向にある。なお、同コースで施行されるようになった07年以降でも、4枠からの優勝例はなく、5枠は一頭も3着以内に好走できていない。