netkeibaデータベースの
リニューアルにより加わった「データ分析」から興味深い数値を紹介します。「データ分析」では騎手と調教師の相性も一目瞭然。「直近1年」「直近5年」「通算」のコンビ実績を調べることができます。「データ分析」から浮かび上がった
阪急杯の「ゴールデンコンビ」はこちら。
【
藤沢和雄厩舎×
木幡育也騎手(
ライラックカラー)】
藤沢和雄厩舎の主戦騎手といえば、誰もが
C.ルメール騎手を思い浮かべるだろう。実際、「直近5年」で112勝は、次位の
北村宏司騎手(15勝)に100勝近い差をつける圧巻の数字である。しかし、そのブランドイメージゆえに過剰人気は避けられず、「直近1年」では複勝率が58.1%もありながら複勝回収率は78.2%にとどまっている。馬券で勝つためには、一見地味ながら、確かな「ゴールデンコンビ」を見つけ出すのが重要だ。
木幡育也騎手は
藤沢和雄厩舎の所属。それだけに「勝負がかり」という印象は薄い。しかし「
藤沢和雄厩舎×
木幡育也騎手」は「直近1年」でも「直近5年」でも複勝回収率100%を大きく超えている馬券妙味十分のタッグなのだ。
詳しく成績を見てみると「直近5年」では7-5-6-39(複勝回収率159.5%)、「直近1年」では3-1-1-12(複勝回収率242.9%)。「直近1年」の17戦で1番人気に支持されたのは2戦だけで、19年
奥多摩S(
ライラックカラー・11番人気1着)、19年多摩川S(
ファストアプローチ・16番人気1着)、19年
キャンドルライト賞(
クラヴィスオレア・11番人気3着)など超人気薄を次々と激走に導いている。
木幡育也騎手は
ライラックカラーとのコンビで1戦1勝。前述の通り、
奥多摩Sを11番人気で勝利している。同馬は続くカーバンクルSも連勝(鞍上は
O.マーフィー騎手)し、完全に本格化した印象。ここは手頃な人気にとどまりそうだが、だからこそ人気薄で強さを発揮する「ゴールデンコンビ」に期待を寄せてみたい。