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ロナウイルスの感染拡大防止のため、JRAとしては史上初となる無観客での競馬開催が29日、阪神、中山、中京の各競馬場で始まった。
聞こえてくるのは蹄音だけ。無人のスタンドは薄暗く、レース後は当然のことながら払い戻しを知らせるアナウンスもない。阪神1Rを
キャッツアイで勝った岩田康は、「寂しいですね。(スタンドの)1、2、3階の電気も消えていましたし。レース中はそんなに感じませんでしたが、レースが終わった後にすごく感じました。パドックも
ガランとしていましたし、ファンのありがたみが分かりました。こういう状況になって分かることですね」と話した。
JRAは当面の間、無観客での競馬開催を続け、ウインズなど場外馬券発売所は閉鎖する。馬券の払い戻し、発売は電話とインターネット投票のみで行われる。
提供:デイリースポーツ