3日に定年を迎える山内調教師の引退セレモニーが1日、阪神競馬場で行われた。
最終週は出走15頭の大攻勢。
トレードマークのピンクのメンコを着用した馬たちもそれに応えた。土曜が中山4R
アポロアベリア、日曜は阪神3R
テイエムイダテン、そしてラストの阪神12R
ジュエアトゥーと計3勝。JRA通算872勝とし、「こんな事はあり得ないよ。今年は好調だから、もうちょっと引退を延ばしてもらおうか」と笑いを誘った。
桜花賞(
チアズグレイス、
アローキャリー)や
宝塚記念(
ダンツフレーム)とG1を制した阪神競馬場がフィナーレの舞台とあって、思いもひとしお。家族や関係者たちから花束を贈られ、「僕にもこの日が来たのか、と思う。感無量で言葉が出ないですね」とうなずいた。騎手候補生から数えて50年。重賞48勝を挙げた名伯楽がターフを去る。今後は宮崎に帰郷する予定だ。
提供:デイリースポーツ