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【チューリップ賞】レシステンシアさらに進化! 自己最速タイム…松下師「能力の証し」

デイリースポーツ
  • 2020年03月05日(木) 06時00分
 「チューリップ賞・G2」(7日、阪神)

 2019年の最優秀2歳牝馬レシステンシアが4日、栗東坂路で自己最速タイムをマーク。しまいの伸びも上々で、さらなる成長を感じさせた。前哨戦をきっちりとモノにし、本番へ弾みをつける。マルターズディオサクラヴァシュドールも快活な走りを披露。打倒2歳女王に向けて着々と準備は整いつつある。

 うなるような走りを見せつけた。2歳女王レシステンシアは、いつも通り栗東坂路で単走。しまい重点で追われ、4F52秒0-37秒2-11秒8をマークした。自己最速タイム更新に、見守った松下師は「休み明けでも動ける感じ」と満足そう。金濱厩務員も「1週前にビシッとやったし、けさは速い時計を出す予定はなかったけど出たね。能力の証」と状態の良さに納得の様子だ。

 圧巻のレコードVを飾った阪神JF。前半1000メートルを57秒5の超ハイペースで逃げ、上がりも最速となれば、ライバルたちにあらがうすべなど残っていない。2着に5馬身と、決定的な差をつけて力の違いを誇示した。「(今回も)逃げてもいいけど、自分のペースでリズム良く行けるか。枠の並びですよね」と指揮官。内枠を利して“逃げ”を選択した前走だが、自在性をも持ち合わせているのは頼もしい限りだ。

 その後は放牧で疲れを癒やしつつ、さらなるパワーアップに努めた。「プラス体重になりそうだけど、太め感はない」と師が褒めれば、仕上げ人も「牧場でしっかり乗ってくれているからね。検疫で見た時に一段と背が伸びたなと。馬が大きくなった」とニッコリ。女王に携わる者全てが、さらなる進化を感じ取っている。

 今回はG1で負かした2〜4着馬も登場。いずれも充実ムードを漂わせるが、「相手に負けないくらい成長していそう」と指揮官は自信をのぞかせた。桜の舞台までノンストップ。快速娘がここも一気に駆け抜ける。

提供:デイリースポーツ

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