3月7日、オーストラリアのフレ
ミントン競馬場では、オーストラリアンC(芝2000m)と
ニューマーケットH(芝1200m)の二つのG1が行われた。
オーストラリアンCには昨年秋よりオーストラリアへの長期遠征を敢行している
スズカデヴィアスが出走。
14頭中13番人気の人気薄だった同馬だが、道中は最後方で折り合い、直線は内へささる様子を見せるも
バランスを立て直した後は最後まで伸びて1着とは6.6馬身差の9着でゴールした。
優勝したのは愛国産馬のフィフティースターズ、
スズカデヴィアスの一列前の位置取りから直線は馬群の外へと進路を取り鋭い末脚を見せて、ゴール前で2着のリーガルパワーを交わして見事にG1初制覇。3着には昨年の
メルボルンC優勝馬のヴァウアンドディクレアが入った。
スズカデヴィアスに騎乗したD.イェンダル騎手は「道中は指示通りリズムよく競馬が出来た、手応えも十分にあったが直線で他馬の後ろから外に出るのを極端に嫌がった。最後まで手応え良く伸びていただけに力負けはしていない、直線で他馬の後ろに潜ろうとする癖さえ矯正できればまだまだ良い競馬ができると思う。」とコメント。
同日に行われた
ニューマーケットHでは、ビバークが2.5馬身差の圧勝。前走の
オークレープレートでは人気を裏切った形となったがG1馬の実力を見せつけた。
(取材:川上鉱介)