ダート戦線は依然として関西馬優勢が続いているが、
名古屋大賞典(3/12・JpnIII・名古屋ダ1900m)には前途有望な関東馬2頭が出走する。1頭は先月の
佐賀記念(JpnIII)でひと足先に重賞ウイナーとなった
ナムラカメタロー(牡4・美浦・
稲垣幸雄)で、当然ここでも注目が集まっている。
そしてもう1頭が
フィードバック(牡4・美浦・
鈴木伸尋)だ。昨年12月のチバテレ杯(2勝クラス)、今年1月の
アレキサンドライトS(3勝クラス)と2連勝で
名古屋大賞典に挑む。昨年2月に東京のダート1600mの新馬戦でデビュー勝ちを収めて以来、これまで6戦4勝とまだ底を見せていないだけに、このメンバーでどこまで戦えるのか注目される。
同馬について、管理する鈴木調教師のコメント。
「ここを目標に追い切りを順調にこなして、良い感じで調整できています。元々調教は動かないタイプで、日曜日(3/8)のウッドチップコースでの追い切りも併せた馬に遅れましたが、動きは悪くなかったです。デビューの頃は弱いところがあってあまり前には行けなかったのですが、今は気合をつけるとすぐに動けるようになりました。
まだ6戦しかしていなくて砂を被るのを嫌がるなど課題もありますが、古馬になってから一戦ごとに良くなっていますし、重賞でも楽しみです」
(取材・文:佐々木祥恵)