15日に中京競馬場で行われる
金鯱賞(4歳上・GII・芝2000m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、2017年に
中日新聞杯と施行時期が入れ替わっているが、11月下旬〜12月上旬に開催されていた2012〜2016年もデータの集計対象とした(2010・11年は京都開催)。
過去8回で最多となる8回の馬券絡みが
ディープインパクト。次点で6回の
ハーツクライが続き、5回が
キングカメハメハとなっている。
ディープインパクト産駒は「2-3-3-16」。19年
ダノンプレミアム、14年
ラストインパクトと2頭の勝ち馬を出しているほか、14年から5年連続で出走した
サトノノブレスはリピーターとして4度も馬券圏内に好走してみせた。今年は
ギベオン、
サトノガーネット、
サトノソルタスの3頭が出走予定。
また、今年は母の
父ディープインパクトの
ラストドラフト(父
ノヴェリスト)も上位人気を担う。
ノヴェリスト産駒としても初出走を迎えることになるが、
中日新聞杯でコース適性は証明済み(同産駒のコース成績は「3-2-0-20」勝率12.0%・複勝率20.0%)。
初出走となる
ロードカナロア産駒からは
ケイデンスコール、
サートゥルナーリアの2頭が出走を予定している。実績面で頭一つ抜けた存在の
サートゥルナーリアは、2頭の勝ち馬を出している
有馬記念からのローテーションも評価できそうだ(同産駒のコース成績は「2-4-1-19」勝率7.7%・複勝率26.9%)。
同じく初出走となる
ジャスタウェイ産駒の
ロードマイウェイも上位人気と目される。前走
チャレンジCは産駒としても待望の重賞初制覇となり、父同様に晩成型の血統が本格化したのであれば侮れないだろう(同産駒のコース成績は「3-6-2-16」勝率11.1%・複勝率40.7%)。