自厩舎の
リュヌルージュで中山牝馬Sに挑む
団野大成騎手(19)=栗東・斉藤崇=が、デビュー2年目にして重賞初騎乗を果たす。「素直にうれしいです。先生と理解してくださった馬主さんに、感謝の気持ちしかないですね」と目を輝かせた。
11日には栗東CWでの最終追いに騎乗し、「動きましたし、状態は悪くないです」と好感触をつかんだ。
中山はデビュー後は初めてになるが、競馬学校での模擬レースで経験済み。「3コーナーの感じが難しいですが、馬はスタートは出ますし、競馬が上手。いいレースをしたいです」。格上挑戦とはいえ、ハンデ50キロならチャンスは十分だ。
デビュー1年目はJRA通算26勝。今年は年間50勝と重賞Vを目標に掲げ、8日終了時で全国リーディング15位の12勝と順調に勝ち星を重ねる。それでも、「取りこぼしが多いです。同期も結果を出しているし、騎乗馬の質からもっと勝てると思います」と決して満足はしていない。
昨年、
最多勝利新人騎手賞に輝いた斎藤や、土日で重賞に乗る岩田望ら同期とも刺激し合い、さらなる高みを目指していく。(デイリースポーツ・大西修平)
提供:デイリースポーツ