12日に行われたLVRレディス
ヴィクトリーラウンド2020の名古屋ラウンドは、第1戦を
メモリーディディに騎乗した
M.ミシェル騎手(川崎)が勝利し、第2戦は
中島良美騎手(浦和)騎乗の
デュエットカラーが2着に入り女性騎手最先着となった。この結果、名古屋ラウンドは、1位・
岩永千明騎手(佐賀)、2位・
ミカエル・ミシェル騎手、3位・
中島良美騎手となった。
高知・佐賀・名古屋の3ラウンド計6戦で決定する総合順位は、合計102ポイントを獲得した
岩永千明騎手がこちらでもトップに。2位は合計77ポイントの
中島良美騎手。3位は合計76ポイントの
ミカエル・ミシェル騎手。
高知ラウンドの1位は
宮下瞳騎手(愛知)、佐賀ラウンドの1位は
岩永千明騎手だった。
【総合優勝・
岩永千明騎手】
「(4年前の落馬事故から復帰しての優勝は)このLVRというレースは特別なレースで、絶対に復帰して参加したいと思っていました。優勝できたのがすごい嬉しいです。応援ありがとうございました。地元佐賀では皆さんの応援する声がすごく聞こえて、ここで頑張らないといけないなと思いました。LVRは女性ジョッキーにとって刺激あるレースなので、これがずっと続けばなあと思っています。こういうレースを来年もできるように頑張りますので、応援よろしくお願いします」
【総合2位・
中島良美騎手】
「怪我をして、高知には出れなかったんですけど、佐賀と名古屋で結果を残すことができて良かったかなと思います。良い馬に乗せていただいたというのがあると思うので、関係者の方々に感謝したいと思います。初めてLVRに参加させていただいて、女性騎手の皆さんと一緒に乗れたというのが一番です。次は優勝したいと思いますので、応援よろしくお願いします」
【総合3位・
M.ミシェル騎手】
「こちらにいらっしゃる皆さんはとてもいい方々で、一緒にLVRに参加することができて本当に楽しかったです。結果には満足しています。(今日の勝利は)自分でもビックリしました。人気馬ではなかったですし、勝つことができて自分でも本当に嬉しく思っています。皆さんとても才能のある素晴らしい騎手だと思います。来年はもっと人数が増えるので、皆さんともっとお会いできることを楽しみにしています。(次回も戻ってきてくれますか?)メイビー(笑)。そうなるといいなと思っています」
【総合4位・
宮下瞳騎手】
「(4位は)残念でした。(1万回騎乗まであと7鞍ですが)皆様のお陰でこんなに沢山乗せていただいて、勝ち星も積み重ねさせていただいて、本当にありがたく思っています。若い女性騎手のみなさんのパワーをもらって、私も元気になります。(今回のLVRは)本当にミシェルが参加してくれたお陰で高知も佐賀もお客さんが沢山来て下さって、本当にもう乗ってる自分たちもすごく嬉しかったです。ミシェルのお陰でこのシリーズが盛り上がったので、彼女には本当に感謝しています。次回は2名女性騎手が増えて女性だけでレースができると思いますので、もっと盛り上がると思います。皆で頑張っていきますので、応援よろしくお願いします」
※レディス
ヴィクトリーラウンド…各ラウンドにおいて2競走を実施し、女性騎手のみをポイントの対象としてラウンド表彰を行うとともに、全3ラウンドの総合優勝者を表彰する。参加騎手は、
関本玲花騎手(岩手・
関本浩司厩舎)、
M.ミシェル騎手(川崎・
山崎裕也厩舎)、
木之前葵騎手(愛知・
錦見勇夫厩舎)、
宮下瞳騎手(愛知・
竹口勝利厩舎)、濱尚美騎手(高知・
那俄性哲也厩舎)、
岩永千明騎手(佐賀・
山下定文厩舎)、
中島良美騎手(浦和・
川島豊厩舎)。
【総合順位】
1.
岩永千明(佐賀) 102P
2.
中島良美(浦和) 77P
3.
M.ミシェル(川崎) 76P
4.
宮下瞳(愛知) 71P
5. 濱尚美(高知) 68P
6.
木之前葵(愛知) 43P
7.
関本玲花(岩手) 39P
(取材:高橋正和、編集:netkeiba)