「
ファルコンS・G3」(14日、中京)
強烈な決め手で牡馬を蹴散らし、6番人気の牝馬
シャインガーネットが重賞初タイトルを手にした。
デンタルバルーンが果敢に飛ばす縦長の展開の中、道中は7番手を追走。直線で外に持ち出すと、メンバー最速の上がりで一気に伸びて、先に抜け出しを図った
ラウダシオンを見事に差し切った。
鞍上の田辺はコンビを組んで3戦3勝。前走の
フェアリーSでマーフィーが騎乗して、4着に敗れた一戦はチェックしていた。「前走を見ると正攻法は良くないと思い、(2走前に)東京で勝った時のイメージで乗りました」と思い描いた通りの内容に満足げだった。
翌日には同じ千四のフィリーズRがあるが、あえて牡馬が相手でも中京への参戦を決断。栗田師は「前走の敗因がつかめていなかったが、もう一度、左回りの走りを見てみたかったから」と理由を明かした。
賞金を大きく加算して
桜花賞(4月12日・阪神)出走も可能に。鞍上は「右回りでもいいと思いますよ。1600メートルにも対応できる」と話したが、指揮官は「様子を見て考えます」と慎重な姿勢。次走は未定だが、今後は
タイトルホルダーとして、さらなる高みを目指す。
提供:デイリースポーツ