「フラワーC・G3」(20日、中山)
今年は金曜にレースが行われることから、火曜に多数の馬が追い切られた。その中でも動きの良さが目立っていたのが、新馬戦と
若竹賞を2連勝中の
シーズンズギフトだ。今回、新コンビを組む横山典が騎乗し、美浦Wの併せ馬で先着と軽快な走りを披露。重賞初制覇に向けて準備は整った。また、栗東では
クリスティが坂路で鋭い動きを見せて好調をアピールした。
エピファネイア産駒の
シーズンズギフトが17日、美浦Wで併せ馬を行った。5Fで
フライクーゲル(4歳障害オープン)と
ワイルドフレーズ(3歳未勝利)を追走する形でスタートし、直線では最内から楽な手応えのまま並びかけ、最後は2頭を突き放して1馬身先着した。
動きを見守った黒岩師は「きょうは思い描いていた通りのケイコができました。力強い脚さばきでしたね」と評価する。
若竹賞を勝ったあとはここを目標にして調整。2週続けて美浦Wで併せ馬を行い、入念に仕上げた。力を出せる状態にある。
デビューから2連勝中。順風満帆のように見えるが、実戦でもたれるなどの課題もある。「コントロールに不安はありますからね」とトレーナーは説明。その課題も今回からハミをリングに替えるなどして、しっかり修正しており「徐々にですけど、良くなっていますよ」とうなずく。重賞初Vに向けて万全の策を敷いている。
鞍上は横山典。
母シーズンズベストに騎乗して新馬Vを含む2勝をマークしている。指揮官は「血統面からもそうですが、うまく折り合って気持ち良く走らせてくれると思っています」とベテランの手腕に期待する。無傷2連勝中の素質馬が、重賞の舞台で存在感を示す。
提供:デイリースポーツ