ジャパンカップ3着の後、じっくりレース間隔をとって、
大阪杯(4月5日・阪神芝2000m)に備えている
ワグネリアン(栗東・
友道康夫厩舎)。栗東へ帰厩してからの追い切りも順調に消化しており、今朝18日はレースに向けた2週前追い切りを行っている。
藤岡康太騎手が跨って、CWコースでの3頭併せ。
ウーリリが先頭、これに
ユーキャンスマイルが続いて、最後方での追走。ラップが遅いと行きたがるところを見せることもある馬だが、今回の追い切りではそういったところはなかった。
4コーナー手前あたりで3頭の差がギュッと詰まって、最後の直線は3頭の追い比べ。最内に位置した
ワグネリアンだが、ラスト1F標識を過ぎると真ん中の
ユーキャンスマイルと並んでいるが、馬体はすでに半馬身出ている。
そこから
ユーキャンスマイルが追い抜かそうと追われるが、その差は最後まで詰まらず。ゴールを過ぎてからの脚色も同じ感じだったので、
ワグネリアン自身はかなりいい動きができたと思ってよいだろう。
時計は6F82.1〜5F66.5〜4F52.0〜3F37.5〜1F11.4秒。追い切り直後の様子を見ても、息が乱れたり、テンションが上がったりするようなこともなく、非常にいい雰囲気。個人的には昨年3着時の2週前よりもいい状態に思える。
(取材・文:井内利彰)