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【スプリングS】ヴェルトライゼンデ 軽快な走りで先着 池江師「いい動き」

デイリースポーツ
  • 2020年03月19日(木) 06時00分
 「スプリングS・G2」(22日、中山)

 ホープフルS2着ヴェルトライゼンデが18日、栗東坂路での最終リハで軽快な走りを披露。併せ馬できっちりと先着を決めて、順調な仕上がりをアピールした。ここで重賞タイトルをつかんで、本番へ弾みをつける。

 軽快に弾んだ。朝一番の栗東坂路に姿を見せたヴェルトライゼンデは、アリーガル(3歳未勝利)を1馬身追走。右肩上がりに加速する理想的なラップタイムをはじき出し、4F52秒6-38秒5-12秒0の時計で、ラストまで鋭く伸びてパートナーに1馬身先着を決めた。「先週は長めからしっかりと追っているし、きょうもいい動きだった」と、予定通りのメニューを消化して池江師は目を細める。

 前走のホープフルSは、2連勝の勢いに乗ってチャレンジ。しかし、コントレイルに力の差を見せつけられての1馬身半差の2着。それでも上がりタイムは勝ち馬と同じ3F35秒8をマークし、最後まで懸命に食い下がってみせた。「勝ち馬があまりにも強かったけど、それでもしっかりと走ってくれました。」とトレーナーはレース内容に及第点を与える。

 父は厩舎に初G1をもたらしたドリームジャーニー。池江厩舎に所属した半兄ワールドエースは12年皐月賞で2着。指揮官にとっても気合の入る血統だ。父ドリームジャーニーの主戦だった池添は11日の1週前追い切りに騎乗し、「父とは違って乗りやすいし、反応もいい」と好感触をつかんでいる。

 皐月賞ではコントレイル、さらには朝日杯FS勝ちのサリオスが待ち構える。堂々と真っ向勝負を挑むためにも、ここで負けるわけにはいかない。「競馬が上手で勝負根性が非凡。馬体を合わせる形になると強い。馬場が悪くなっての不安もない」と師もきっぱり。ライバルたちに敢然と挑戦状を叩きつける構えだ。

提供:デイリースポーツ

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