「ス
プリングS・G2」(22日、中山)
ホープフルS2着
ヴェルトライゼンデが18日、栗東坂路での最終リハで軽快な走りを披露。併せ馬できっちりと先着を決めて、順調な仕上がりをアピールした。ここで重賞タイトルをつかんで、本番へ弾みをつける。
軽快に弾んだ。朝一番の栗東坂路に姿を見せた
ヴェルトライゼンデは、
アリーガル(3歳未勝利)を1馬身追走。右肩上がりに加速する理想的なラップタイムをはじき出し、4F52秒6-38秒5-12秒0の時計で、ラストまで鋭く伸びてパートナーに1馬身先着を決めた。「先週は長めからしっかりと追っているし、きょうもいい動きだった」と、予定通りのメニューを消化して池江師は目を細める。
前走の
ホープフルSは、2連勝の勢いに乗ってチャレンジ。しかし、
コントレイルに力の差を見せつけられての1馬身半差の2着。それでも上がりタイムは勝ち馬と同じ3F35秒8をマークし、最後まで懸命に食い下がってみせた。「勝ち馬があまりにも強かったけど、それでもしっかりと走ってくれました。」とトレーナーはレース内容に及第点を与える。
父は厩舎に初G1をもたらした
ドリームジャーニー。池江厩舎に所属した半兄
ワールドエースは12年
皐月賞で2着。指揮官にとっても気合の入る血統だ。父
ドリームジャーニーの主戦だった池添は11日の1週前追い切りに騎乗し、「父とは違って乗りやすいし、反応もいい」と好感触をつかんでいる。
皐月賞では
コントレイル、さらには
朝日杯FS勝ちの
サリオスが待ち構える。堂々と真っ向勝負を挑むためにも、ここで負けるわけにはいかない。「競馬が上手で勝負根性が非凡。馬体を合わせる形になると強い。馬場が悪くなっての不安もない」と師もきっぱり。ラ
イバルたちに敢然と挑戦状を叩きつける構えだ。
提供:デイリースポーツ