22日に中山競馬場で行われる
スプリングS(3歳・牡牝・GII・芝1800m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、阪神競馬場で代替開催された2011年はデータの集計対象外とした。
過去10年で最多となる4回の馬券絡みが
ディープインパクト。3回で
キングカメハメハが続き、2回が
フジキセキ、
ロードカナロア、
ステイゴールド、
マツリダゴッホ、
ダイワメジャーとなっている。
ディープインパクト産駒は「1-2-1-10」。16年に
マウントロブソンが単勝1倍台の人気馬を抑えて4人気で勝利しているものの、19年
ロジャーバローズ(2人気7着)、17年
サトノアレス(1人気4着)、14年
ベルキャニオン(2人気6着)など、どちらかといえば上位人気馬の凡走が目立ち、1〜3人気は「0-2-1-3」と過信しづらい。今年は
ファルコニアが出走予定。
初出走の
ドリームジャーニー産駒は
ヴェルトライゼンデが上位人気と目される。17年には
ステイゴールド産駒の
ウインブライトが制しており、父の全弟にあたる
オルフェーヴル産駒も19年
タガノディアマンテ(9人気4着)、18年
エポカドーロ(3人気2着)、と出走した2頭はいずれも人気を上回る走りを見せた。(同産駒のコース成績は「1-1-4-16」勝率4.5%・複勝率27.3%)
キングカメハメハ産駒は「0-0-3-5」。意外にも連対例がなく、10年
ローズキングダム(1人気3着)、09年
フィフスペトル(2人気3着)など、上位人気馬でも3着が定位置になっているのは気になるところ。今年は
アオイクレアトール、
サクセッションの2頭が出走予定。
エイシンフラッシュ産駒は「0-0-0-1」。同産駒からは
ガミラスジャクソン、
ココロノトウダイ、
ラグビーボーイの3頭が出走予定。先週、同コースで行われた
中山牝馬Sを制した
フェアリーポリカの半弟
ココロノトウダイは侮れない一頭となりそうだ。