28日に行われる
日経賞(4歳上・GII)の舞台となる中山芝2500m。このコースについて解説していく。
なお、中山芝コースは内回りと外回りがあるが、芝2500mは内回りを使用する。
中山競馬の1周距離は内回りが1667.1m、外回りが1839.7m。その特徴は全体の高低差で、5.3mは日本最大となる。また四大場でありながら、ゴール前直線が310mしかない点はしっかり頭に入れておきたい。
中山芝2500mは外回りコースの3〜4コーナー中間地点からのスタート。192m走ったところで最初のコーナーに突入する。初角まで短く、先行争いは激しくなりにくい。1周目のスタンド前、そして最後の直線と2度の坂越えがあるため、タフさ、スタミナが問われる。それと同時に、コーナーを6回まわることになるため、器用さも必要だ。向正面の下りからレースが動きだし、ゴールまでの持久力勝負となる。
日経賞は3回中山の初日に行われる。ただ、初日といっても前開催の2回中山からの連続開催となるため、連続10日目となる。3回中山は前2日はAコース、後6日はBコースを使用。2回中山は全日Aコースを使用していたため、Aコース使用10日目。2回中山は時計の出る状態が続いていたが、3日間開催後の9日目という条件を考えれば、ある程度、馬場が荒れていることも考慮に入れた方が良いだろう。