4月4日に中山競馬場で行われるダービー卿CT(4歳上・GIII・芝1600m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、阪神競馬場で代替開催された2011年はデータの集計対象外とした。
過去10年で最多となる3回の馬券絡みが
ダイワメジャー。2回で
ハーツクライ、Encosta De Lago、
ムタファーウエク、
ディープインパクトが続く。また、昨年においては
Fastnet Rockを父または母の父に持つ2頭の1・2着となっていたが、過去にも
キャンベルジュニア、
オセアニアボスが豪州産馬として活躍している。
ディープインパクト産駒は「0-1-1-15」。昨年は
プリモシーンが2着に好走していたが、その馬体重は498kgと牝馬にしては大柄なタイプ。16年3着
サトノアラジンも534kgと雄大な馬格の持ち主であったことから馬体重も一つの指標にできそうだ。今年は
カツジ、ケイアイノーテック、
プリモシーンの3頭が出走予定。
キングカメハメハ産駒は「0-1-0-8」。2着に好走したのは15年の
クラリティシチー。上位人気に推されていた馬が少ないとはいえ、14年
コディーノ(1人気5着)、10年
フィフスペトル(2人気4着)など、あと一押しが足りていない。今年は
クルーガー、
レイエンダの2頭が出走予定。
ハーツクライ産駒は「1-0-1-0」。16年に
マジックタイムが牝馬として16年ぶりの勝ち馬となるほか、昨年は
マイスタイルが7人気の低評価を覆す走りで3着(勝ち馬とはタイム差なし)と善戦している。今年は
マイスタイルが2年連続での好走を目論む。
ダイワメジャー産駒は「2-1-0-11」。17年
ロジチャリス、14年
カレンブラックヒルが勝ち馬となるほか、13年
ダイワマッジョーレもクビ差2着の惜敗。過去10年、別馬で3頭以上の好走馬を出している唯一の種牡馬とあれば気に留めておきたい。今年は
ボンセルヴィーソが出走予定。