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【JRA】ミヤマザクラ藤原英昭師「未完成ながらレベルが高いのはアドバンテージ」/桜花賞共同会見

  • 2020年04月09日(木) 11時30分
ミヤマザクラを管理する藤原英昭調教師

――今朝(8日)の追い切りはいかがでしたか?
藤原 先週はCコースでしっかりやって、今週はいつものパターンですけれども前に馬を置いてそれをめがけるかんじで。最後の1ハロンは結構やれば走る馬ですからね、その調子を見てそのままいくのか、もう少し気合を入れるのか、助手に任せたんですけど。すごく調子はいいですね。

――納得の追い切りはできましたか?
藤原 そうですね。

――前走から間隔はあいていますが、中間の調整は?
藤原 クイーンCを勝ってからここ(桜花賞)というのは最初から目標にあったので、リラックスさせて逆算して1ヶ月くらい前に入厩させて。ほんと体調がいい意味で上下がないので、すごく調整しやすかったです。

――クイーンCを振り返ってください。
藤原 前々走の京都2歳Sで芝2000mで牡馬と対決して、簡単に勝つようなら路線も変わったんですけれども。やはり牡馬が強かったですね。そこでオーナーと相談して桜花賞を目指そうか、ということで。2000mを目標にしていた作り方が1600mに変わったということで、調教を工夫しました。うちのスタッフもそれを理解してやってくれたのでね。その後、(前走のクイーンCでは)初輸送で1600mで結果を出してくれたのでここに向かって大きかったパフォーマンスだと思いますね。

――マイルへの対応というのは?
藤原 血統的にも2000mというイメージは持っていたのですが、牝馬というところと、体系的なもの、気性から1600mの桜花賞に対応できるというかんじがつかめていたのでね。そのあたり、最初はちょっと迷いましたけれども、決まったとたんにそこに向けてつくるということで、スピードや反応といったマイルに合わせた調教を重点的に調教してきました。

――舞台は阪神のマイルですが、そのあたりは?
藤原 すごく精神的にしっかりしている馬なのでね。そこらへんは問題ないと思います。

――体重が増え続けていますが?
藤原 まだまだ成長途上というところで完成は全然されていません。でも、完成されていない中ですごくどれをとってもレベルの高い馬なのでね。そういう意味では今の時期に戦うというのはアドバンテージだと思います。

――これからの青写真は?
藤原 血統的にも大きいところを獲らせなければいけないという思いでやっています。とりあえず目の前の桜花賞に全力投球して、どういう結果が出るかによってオーナーと相談して路線を決めていきたいと思います。

――最後にひとこと。
藤原 本当に大変な時期ですけれども、競馬を開催するというのは今の日本で意義があると思っています。意義とは、皆さん週末が外出規制などがある中、ラジオやテレビの前で躍動感あふれる競馬を見てもらえることだと思っています。我々、スタッフ一同頑張っていますので、応援よろしくお願いします。

(取材・文:花岡貴子)

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