11日に阪神競馬場で行われる
阪神牝馬S(4歳上・牝・GII・芝1600m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去4年で最多となる6回の馬券絡みが
ディープインパクト。次点で3回の
ステイゴールドが続き、2回が
ダイワメジャーとなっている。2016年に施行条件が変更されてからは好走種牡馬の偏りが目立つ印象だ。
ディープインパクト産駒は「3-2-1-10」。同産駒は施行距離が芝1600mへと変更されてから毎年連対馬を送り出す活躍ぶり。ただし、昨年は
カンタービレ(2人気6着)や
レッドオルガ(3人気7着)は上位人気に応えられず、勝ち馬
ミッキーチャームを除く5頭が掲示板外に敗れていた点には注意したい。今年は
サウンドキアラ、
サトノガーネット、
ダノンファンタジー、
ディメンシオンの4頭が出走予定。
ダイワメジャー産駒は「1-1-0-2」。18年に
ミスパンテールが勝ち馬となるほか、昨年は
アマルフィコーストが12人気の低評価を覆して2着と善戦してみせた。その
アマルフィコーストが2年連続で好走を目論むほか、今年は
シゲルピンクダイヤにも注目が集まる。
ハーツクライ産駒は「0-0-1-0」。18年に出走した
リスグラシューは着順こそ3着ではあるが、勝ち馬とはアタマ+クビ差のタイム差なしで入線している。また、阪神芝1600mで施行される古馬混合戦(牝馬限定)の成績を鑑みても、好走率は
ディープインパクトなどに引けを取らない。今年は
シャドウディーヴァ、
ノーワンの2頭が出走予定。