11日に中山競馬場で行われるニュージーランドT(3歳・牡牝・GII・芝1600m)について枠順・馬番別に検証していく。なお、阪神競馬場で代替開催された2011年はデータの集計対象外とした。
過去10年、馬番別では最多となる5回の馬券絡みが4番。4回で3番と5番が続き、3回が9番、12番となっている。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
1枠 1-0-0-16 複勝率5.9% 複勝回収率18%
2枠 1-4-4-11 複勝率45.0% 複勝回収率241%
3枠 4-1-2-13 複勝率35.0% 複勝回収率91%
4枠 1-1-0-18 複勝率10.0% 複勝回収率107%
5枠 0-2-1-16 複勝率15.8% 複勝回収率40%
6枠 1-0-1-18 複勝率10.0% 複勝回収率17%
7枠 1-1-0-18 複勝率10.0% 複勝回収率20%
8枠 1-1-2-16 複勝率20.0% 複勝回収率47%
【2015〜2019年】
9番より内枠 5-4-3-32 複勝率27.3% 複勝回収率139%
10番より外枠 0-1-2-30 複勝率9.1% 複勝回収率17%
【2009〜2014年】
9番より内枠 2-4-4-35 複勝率22.2% 複勝回収率82%
10番より外枠 3-1-1-29 複勝率14.7% 複勝回収率32%
昨年は1枠1番の
ワイドファラオが逃げ切り勝ちを収めていたが、近年は外枠の凡走が目立つようになり、相対的に内枠の好走率が上がっている。中山競馬場といえば、2014年12月に路盤改修工事が完了しているため、そのことも少なからず影響しているのかもしれない。
直近5年においては、特に10番より外目の枠順を過信しづらく、1〜5人気に支持されていた馬でも「0-1-2-8」という成績。唯一の連対例は次走で
NHKマイルCを制することになる2018年2着のケイアイノーテックで、不利な馬番から勝ち負けをしていた馬は引き続き注目する価値がありそうだ。