4月11日に行われるニュージーランドT(3歳・牡牝・GII)の舞台となる中山芝1600m。このコースについて解説していく。
なお、中山競馬場の芝コースは内回りと外回りがあるが、芝1600mは外回りを使用する。
芝1600mは1コーナー横のポケットからのスタート。初角となる2コーナーまでは240mほどしかない。そのため、物理的に外枠のロスの大きなコースとして知られている。
日本一となる高低差5.3mを誇る中山競馬場の最頂部からスタートを切り、2コーナー出口から
バックストレッチにかけて4mほど下り、3コーナー中間地点から4コーナーはぼぼ平坦になる。最後の直線は310mで、残り180mから残り70mの地点に高低差2.2mの急坂が待ち構えている。
スタートから下り坂になるコースレイアウトのため、ペースは比較的速くなりやすい。最後の急坂もあいまって、310mと直線は短いながらもゴール前は白熱した攻防が繰り広げられる。
ニュージーランドトロフィーは3回中山5日目に行われる。3回中山は、前2日はAコース、後6日目はBコースを使用。したがって、
ニュージーランドトロフィーはBコース替わり3日目ということになる。Bコース替わりにより内側がカバーされ、先週のダービー卿CTでも1.32.8と時計もまずまず出ている。この状態が継続すると考えるなら、やはり内を器用に立ち回れるタイプを重視したい。