「
桜花賞・G1」(12日、阪神)
決戦を2日後に控えた10日朝。
チューリップ賞3着からの巻き返しを図る
レシステンシアは、栗東坂路での調整を選択して、仕上げを進めた。ゆったりと坂を駆け上がって刻んだ時計は、4F69秒7-51秒1-16秒8。平然と落ち着いた様子だった。
「追い切りは予定より速くなりましたが、そこについては心配はしていません。大丈夫です」と松下師は状態を確認した上で現状を伝えた。8日の最終追い切りは、栗東坂路で4F49秒5と破格の一番時計をマークしたが、オーバーワークには決してなっていない。
事前発表馬体重は498キロ。前走からプラス10キロで推移しているが「輸送をして、同じぐらいの体重になるでしょう」と分析する。8枠17番と外枠になったが、「できれば、もう少し内が欲しかったのは確か。試練ではありますが、あとはジョッキーに任せるしかないでしょう」と名手・
武豊に託すだけだ。
後ろに脚を使わせながら、最後に突き放し、レコードで駆け抜けた
阪神JFの
スタイルを今回は踏襲。瞬発力勝負には、絶対にさせない。そんな覚悟を持って1冠目をつかみに行く。
提供:デイリースポーツ