「
ニュージーランドT・G2」(11日、中山)
外から力強く伸びてきた。最後の直線で猛然と追い上げた2番人気の
ルフトシュトロームが、いったん抜け出した
シーズンズギフトをゴール前で差し切り、デビューから無傷の3連勝で重賞初制覇。初コンビの
石橋脩は「これからもっと良くなりそうです」と、着実に進化を続けるパートナーを絶賛した。
過去2戦は好位からの競馬だったが、この日はハイペースだったこともあり、中団やや後方のポジションから追走。外に持ち出そうとした直線手前では、前の馬がふらついた影響で外に振られるロスもありながら、メンバー最速の上がり3F34秒2の末脚を繰り出し、力で他馬をねじ伏せた。
「スタートは遅かったが、道中は流れていたので慌てないで行くことができた。4コーナーの手応えは十分だったし、前の馬も止まると思っていた。とてもいい競馬ができた」と鞍上。陣営は優先出走権を得たNHKマイルC(5月10日・東京)出走の明言こそ避けたが、堀厩舎ゆかりの
キンシャサノキセキ産駒が、G1のステージでも大きな注目を集めそうだ。
提供:デイリースポーツ