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【皐月賞】福永クラシック完全制覇!次の目標は無敗ダービー制覇「楽しみしかない」

デイリースポーツ
  • 2020年04月20日(月) 06時30分
 「皐月賞・G1」(19日、中山)

 無敗のG1馬同士の対決を制したのは、19年のホープフルSを3連勝で制したコントレイル。この勝利により、鞍上の福永祐一騎手(43)=栗東・フリー=が、史上11人目となるクラシック完全制覇を達成した。皐月賞はこれまで18回騎乗して2着が4回。なかなか勝てなかったが、19年の2歳チャンピオンとともに悲願のVをつかんだ。また、父の洋一さんも77年にハードバージで勝っており、史上2組目の親子制覇となった。

 19度目の挑戦で、ついに大記録を達成した。福永が史上11人目となるクラシック完全制覇。皐月賞は初参戦となった98年のキングヘイローで2着となり、その後も12年ワールドエース、13年エピファネイア、15年リアルスティールで2着。あと一歩が届かなかったが、ようやく手にした勝利だった。さらに武邦彦&武豊に次いで、2組目の親子Vも決めた。

 ただ、本人は記録にこだわってはいなかった。「記録には特別、思い入れはなかった。この馬のレースができればいいと思っていた」と振り返る。自分のことよりも、あくまでも馬優先主義。ただ、ここまでの軌跡については「たくさんのいい馬に乗せてもらって勝つことができた」と感謝の気持ちを述べた。

 レースは想定外の形になった。スタートは出たが、そこから進んで行かず後方の位置取り。「2角を回るときはポジションが後ろで、これは大変なレースになったと思った」と心境を語る。3角で外へ出して一気に進出すると、直線ではサリオスとの一騎打ち。3戦無敗G1馬同士の激しい攻防を制した。「タフなレースになったけど、よくしのいでくれた」と相棒をたたえた。

 コントレイルはこれでデビュー4連勝。無敗でのダービー制覇が懸かる。大一番に向けて「注文はない」と評価した上で、「無敗でのダービーはプレッシャーがかかるけど、それよりも期待感の方が大きい。楽しみしかない」と前を向く。最強のパートナーと一緒に迷わず王道を突き進む。

提供:デイリースポーツ

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