「フ
ローラS・G2」(26日、東京)
才能あふれる良血牝馬が満を持しての登場だ。
ダイナカール〜
エアグルーヴ〜
アドマイヤグルーヴ…綿々と連ねてきた名牝の系譜。
桜花賞を見送った
スカイグルーヴが、樫の
トライアルに照準を合わせてきた。
前走の
京成杯は、牡馬を相手に4角先頭の堂々たるレースぶり。結果的にラストは脚が鈍って2着だったが、負けて強しの内容だった。新馬戦の逃げ切りV直後に表情を曇らせていた木村師も、
京成杯の内容を見て胸をなで下ろしたという。「暴走するようなタイプにならないか心配していたけど、前走はしっかりと走れた。ええ、もう大丈夫だと思いますよ」と収穫を感じ取っている。
1週前追いは美浦Wで20日、
オーソリティ(3歳オープン)と長めから併せ馬。道中の我慢も利き、折り合いの課題を難なくクリアした。指揮官は「自分から勝手に走って行かないように。前走と同じイメージで調整してきました。折り合いに問題はなく、力むわけでもない。予定通りの追い切りを消化できました」と満足げな表情を浮かべる。
舞台は新馬戦を楽勝した府中の芝2000メートル戦。「枠順の有利不利があるコースではある。それでも、前走と同じような展開に持ち込めれば」と師も力が入る。本番に向けて負けられない一戦。ここで素質の違いを見せつけ、女王への
ステップを踏み出す。
提供:デイリースポーツ