「マイラーズC・G2」(26日、京都)
香港遠征を断念し、ここへ照準を切り替えてきた
インディチャンプ。栗東坂路での最終追い切りは後れを取ったが、しっかりと負荷をかけられ、体調アップをアピールした。2つ目のタイトル奪取に燃える
フィアーノロマーノは、同じく坂路で迫力満点の動きを披露した。
栗東坂路2本追いは高野厩舎のいつものパターン。22日、中間のハロー(馬場整地)を挟んで、
フィアーノロマーノはしっかり追われた。4F52秒3-38秒2-12秒5。一直線に駆け上がり、柔らかいフォームで追いだしへの反応も上々。「相変わらずよく動きましたね。状態には特に不満はないです」と高野師の感触もすこぶる良好だ。
昨春、重賞初挑戦だった
ダービー卿CTを制覇。その後、G1の壁にははね返されたが、近2走は7Fの重賞で連続2着。勢いづいたここで、再びマイルへ殴り込む。「1600メートルでも大丈夫だと思います。最近は精神的にも強くなりましたからね。数を使っていない分、まだ若い」。6歳だが、キャリアは15戦。まだまだ伸びしろを残している。
安田記念への前哨戦という位置づけだが、「この馬の全てを知り尽くす川田ジョッキーに全権委任です。まずはこの競走に集中。その先のことはまだ考えていません」とトレーナー。目イチの仕上げで、この一戦を取りに行く。
提供:デイリースポーツ