25日に福島競馬場で行われる福島牝馬S(4歳上・牝・GIII・芝1800m)について枠順・馬番別に検証していく。なお、新潟競馬場で代替開催された2011年はデータの集計対象外とした。

　過去10年、馬番別では最多となる6回の馬券絡みが6番。次点で4回の8番が続き、3回が10番となっている。

　参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。

1枠　0-2-1-14　複勝率17.6％　複勝回収率175％
2枠　1-0-1-16　複勝率11.1％　複勝回収率19％
3枠　3-0-2-13　複勝率27.8％　複勝回収率138％
4枠　4-3-0-11　複勝率38.9％　複勝回収率121％
5枠　1-0-2-16　複勝率15.8％　複勝回収率25％
6枠　1-3-0-15　複勝率21.1％　複勝回収率65％
7枠　0-0-2-18　複勝率10.0％　複勝回収率191％
8枠　0-2-2-16　複勝率20.0％　複勝回収率39％

【前走4角4番手以内】
1・2枠　0-0-0-10　複勝率0.0％　複勝回収率0％
3〜6枠　4-3-2-19　複勝率32.1％　複勝回収率146％
7・8枠　0-2-2-13　複勝率23.5％　複勝回収率248％

【前走4角5番手以下】
1・2枠　1-2-2-20　複勝率20.0％　複勝回収率133％
3〜6枠　4-3-2-36　複勝率20.0％　複勝回収率43％
7・8枠　0-0-2-21　複勝率8.7％　複勝回収率16％
※15年1着スイートサルサは前走中山牝馬Sを出走取消

　福島はAコースからBコースへと替わるタイミングでもあり、福島牝馬Sにおいても外枠の馬は苦戦する傾向にある。特に7・8枠は1〜3人気の上位人気馬でも「0-1-1-6」という成績だ。ただし、7枠からの好走例はいずれも二桁人気馬によるもので、先行力のあるタイプに関しては一考の余地を残す。

　なお、3・4枠が好走率・回収率ともに申し分のない成績を残しており、先述の通りに馬番6番と8番が顕著な活躍をみせている。その2つの馬番だけで7勝を挙げていることは覚えておいても損はないだろう。