netkeibaデータベースの
リニューアルにより加わった「データ分析」から興味深い数値を紹介します。「データ分析」では騎手と調教師の相性も一目瞭然。「直近1年」「直近5年」「通算」のコンビ実績を調べることができます。「データ分析」から浮かび上がった
フローラSの「ゴールデンコンビ」はこちら。
【
木村哲也厩舎×
C.ルメール騎手(
スカイグルーヴ)】
「
木村哲也厩舎×
C.ルメール騎手」の「直近1年」の成績は13-5-6-15で複勝率61.5%、複勝回収率78.7%。「
藤沢和雄厩舎×
C.ルメール騎手」のコンビでさえ複勝率60.8%であることを考えると、好走率は非常に高い。ただ、良血馬の揃う木村厩舎だけあって過剰人気になりやすく、複勝回収率は80%を下回ってしまう。「これでゴールデンコンビと言えるのか?」と疑問に思った方も少なくないだろう。確かにベタ買いでは控除率をも下回る回収率になっているのだが、「現3歳世代」に限定すると話は変わってくる。
実は「
木村哲也厩舎×
C.ルメール騎手」の凡走例は古馬戦が多くを占めており、「現3歳世代」に絞るとその成績は8-2-1-3まで跳ね上がるのだ。複勝率78.6%となり複勝回収率も100%を優に超えてくる。先週も
セントオブゴールドで
山藤賞を圧勝したのは記憶に新しいところだ。
スカイグルーヴには、過去2戦とも
C.ルメール騎手が騎乗して、1着2着。前走の
京成杯は直線でソラを使い差し切りを許したが、その能力の高さは疑いようがない。
オークスも狙える素質馬だけに、しっかりと「ゴールデンコンビ」が決めてくれるだろう。