19日、
水沢競馬場で行われた阿久利黒賞(3歳、ダート1600m、1着賞金300万円)は、
小林俊彦騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝1.1倍)
オウシュウクラウン(牡3、岩手・櫻田浩三厩舎)が好位から直線入口で抜け出すと、同じく好位から伸びた2番人気
テンショウボスに2.1/2馬身差をつけ快勝した。勝ちタイムは1分40秒7(稍重)。さらに2.1/2馬身差の3着には逃げた3番人気、笠松の
オグリホットが入った。
勝った
オウシュウクラウンは、
父ジェイドロバリー、
母Favoured(
その父Chief's Crown)という血統の首国産馬。05年7月のデビュー戦を制すると、7戦2勝の成績で今年2月に船橋・
坂本昇厩舎へ転厩。南関東では3戦して1勝を挙げた。5月に現厩舎へ再転入し、6月に行われた岩手ダービー
ダイヤモンドCで重賞初制覇を果たした。
ジャパンダートダービー(交流GI)では7番人気ながら、地方馬最先着となる3着に好走し、続く
不来方賞で2つ目の重賞勝ち。2番人気に推されたダービー
グランプリ(交流GI)は7着に敗れたが、前走のエクセレントを制してここに臨んでいた。通算成績19戦10勝(重賞3勝)。