「福島牝馬S・G3」(25日、福島)
この勢いは本物だ。3番人気
フェアリーポルカが前走の中山牝馬Sに続いて、今度は福島で重賞連勝を決めた。
道中は後方5、6番手の内のポジションで、じっくりと脚を温存。直線手前で前が壁になるシーンもあったが、
ハーレムラインと
ショウナンバビアナの間があくと、その狭い進路を鋭く抜け出す。最後は先頭に立った
ランドネをラスト100メートルでかわし、外から迫ってきた
リープフラウミルヒもきっちり抑えた。
メンバー最速の上がり3F34秒5の末脚を発揮。「いつも通り自分のリズムを意識して出たら、あの位置に。外を回ると最後に甘くなるので、結果的に内々を通れたのは良かった」と和田は冷静に振り返った。
これでヴィクトリアM(5月17日・東京)の優先出走権を獲得。出走に向けて、西村師は「中2週になるし、また東京への輸送がどうか。オーナーと相談して、馬の状態を見て決めたいと思います」と話すにとどめたが、充実の4歳牝馬が今後、さらなる大舞台で注目を集めるのは間違いなさそうだ。
提供:デイリースポーツ