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【天皇賞・春展望】適性が問われる長距離戦、中心となるのはやはりあの馬

  • 2020年04月28日(火) 06時00分
 シンボリルドルフディープインパクトキタサンブラックなど、日本競馬史を代表する数々の名馬が優勝馬に名を連ねている由緒あるレース。果敢な積極策が波乱を演出することもあれば、後半の仕掛けどころや直線でのコース取りが勝敗を分けることも多々あり、展開や騎手の力量にも要注目の一戦となる。

1.京都適性必須

 ここ5年の勝ち馬延べ4頭はいずれも菊花賞で連対した実績があった。また、シュヴァルグランカレンミロティックウインバリアシオンなど、コース巧者が複数年好走する例も多い。天皇賞・春は、3角にある高低差約4mの坂を2回通るトリッキーなコースで行われる一戦であるから、高いレベルでコース適性が求められる。

2.種牡馬系統別の傾向

 過去10年の成績を種牡馬別にみてみると、上位に来ている種牡馬はステイゴールドを筆頭に大半がサンデーサイレンス系。対して、キングカメハメハなどの父ミスタープロスペクター系は[0-1-0-28]で、11年2着のエイシンフラッシュ以外はいずれも4着以下に敗れている。

3.基本的には前有利も

 基本的には前が有利で、過去10年の勝ち馬延べ10頭中8頭は4角で5番手以内だった。しかし、前半の先行力が必須というわけではなく、13年のフェノーメノは2周目2〜4角の位置取りが[7-3-2]、15年のゴールドシップは[14-3-4]、昨年のフィエールマンは[5-4-1]であるように、後半で徐々に動いて行って4角までに先団に取り付くという競馬で好走するケースが多い。

 フィエールマンは昨年の覇者で、この条件に高い適性があることは言うまでもない。今回は有馬記念以来の休み明けとなるが、中間の動きを見るにきっちり仕上がっており、力を発揮できる態勢にある。死角という死角は見当たらない。

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