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【天皇賞】“平成の盾男”武豊、キセキとの初コンビで挑む「令和初も勝ちたい」

デイリースポーツ
  • 2020年04月29日(水) 06時10分
 「天皇賞(春)・G1」(5月3日、京都)

 “平成の盾男”が、令和初の春盾も頂く。平成元年にイナリワンで初制覇を飾って以降、4連覇を含む8度の制覇を果たすなど、春の天皇賞で無類の強さを誇る武豊騎手(51)=栗東・フリー。今回は17年菊花賞V以来、2年半ぶりのG1制覇を目指すキセキとの新コンビだ。伝統の一戦で、人馬ともに最高の輝きを放ってみせるか。

 平成の春盾の中心には、常に武豊がいた。歴代最多の8勝。騎手の手腕が問われる長距離戦で、抜群の存在感を示してきた。「いい思い出がたくさんある。イナリワンスーパークリークメジロマックイーンスペシャルウィークディープインパクトキタサンブラック。名馬と勝ってきたと思う」と懐かしそうに振り返る。「平成も最初から4連覇したし、令和初も勝ちたいですね」と意欲的だ。

 今年は初コンビとなる17年菊花賞キセキで臨む。約2年半G1制覇から遠ざかってはいるが、G1・2着3回と大舞台で活躍してきた。前走の阪神大賞典は出遅れが響いて7着。15日に、自らまたがって発走調教再審査に合格すると、2週続けて追い切りにも騎乗するなどコンタクトを取ってきた。

 「状態もいいと思う。走る能力はあるね」と好感触をつかむ。「気性面で難しいところがあるので、うまく折り合えれば。実績はこのメンバーでもトップクラスなので」と期待は大きい。振り返れば、最初にこのレースを勝った平成元年のイナリワンもテン乗りだった。無理に型にはめずに、相棒の力を最大限に引き出すことに全神経を集中する。

 京都競馬場は秋から改修工事を予定しており、春の淀伝統の長距離戦が現スタンドで行われるのは、今年が最後となる。残念ながら無観客での開催となるが、メディアを通じて応援してくれるファンのために、最高の騎乗を見せるだけだ。

 「いい馬が回って来た。あとはレース当日になってどうか。ゲートや折り合い、いろいろあるからね。自分との戦いだね」と名手は決戦を見据える。昨年は改元直前で、平成最後の大一番として開催。“平成の盾男”は、令和でもその誉れ高き勲章をつかむべく、自らの手腕を存分に発揮する。

提供:デイリースポーツ

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