28日、
大井競馬場で行われた第34回
東京プリンセス賞(3歳・牝・重賞・ダ1800m・1着賞金2000万円)は、3番手でレースを進めた
矢野貴之騎手騎乗の3番人気
アクアリーブル(牝3、船橋・
佐藤賢二厩舎)が、直線で先頭に立ってゴールまで押し切り、外から迫った12番人気
リヴェールブリス(牝3、船橋・
米谷康秀厩舎)を1.3/4馬身差退けて優勝した。勝ちタイムは1分54秒4(重)。
【
矢野貴之騎手】
「
桜花賞馬の騎乗依頼をいただいて緊張しましたが、しっかり結果を出せてホッとしています。初めて船橋で乗せていただいたとき、大井の1800mが合いそうだというイメージでしたので、実際にご依頼いただいて、こうして勝たせていただき自分としても安心しました。
あまり不利のないところで競馬をしたいと思っていましたので、いい位置を取れたと思いました。直線は少し気を抜くところがあるのでいい併せ馬ができたと思いました。
真面目すぎず気を緩めるところがあって、それがいい方に出ているなと。初めて乗った時から成長している実感があります。これからも楽しみです。
皆さま、テレビで応援ありがとうございます。厳しい状況が続きますが、一人一人が出来ることをしっかりやって、この難局を乗り越えられたらいいなと思っています」
【
佐藤賢二調教師】
「矢野君が上手く乗ってくれたので、勝ててホッとしています。自分の思い通りの調教ができていましたが、本追切がちょっと動きすぎたので、ちょっとやりすぎちゃったかなとも思ったんですけど、まあ、競馬でいい結果が出たので良かったと思っています。
矢野君には、3-4番手くらいにつけて競馬してくれと言いました。思った通りの競馬をしてくれました。直線に向いて(外から来られて)少しヒヤッとしましたが、ゴール前で伸びてくれたので、ああ大丈夫だったと思いました。
距離は2000mくらいまでは大丈夫かなと思っています。牝馬ですがイレ込むところも無くて大人しいですし、飼い葉もよく食べるので、今回は馬体重±0でしたがもっとパワーアップすると思います。
次走は状態を見ながらですが、そのうち強い相手とも当たりますから、しっかり仕上げていきます。コ
ロナウイルスが早く収束して、ファンの皆様が競馬場に来てくれることを願っています」
(取材:高橋正和、編集:netkeiba)