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【天皇賞(春)予想】 休み明けのフィエールマンに黄信号!? 「穴の万哲」が教示する“買い”の条件とは?/JRAレース展望

  • 2020年05月01日(金) 18時33分
 まず、連覇を狙うフィエールマンをどう見るかがカギか。確かに前走・有馬記念(4着)は凱旋門賞帰りを考えれば上々かもしれないが、直行での参戦。調教では行きたがる面を見せており、菊花賞天皇賞(春)は勝っていても、本質は中距離型。

 さらに、大外14番枠。昨年のように最終4コーナー先頭で押し切ってしまえば枠自体の不利は軽減できる半面、大外枠で前に壁をつくりにくい状況下で、序盤で引っ掛かる危険性も残っている。年明け初戦の馬の天皇賞(春)優勝は1941年マルタケまで遡らないといない点は、いかに「鉄砲巧者」とはいえ、気になるデータでもある。

 2013年フェノーメノ(2番人気)以後の優勝馬は1〜4番人気。12年ビートブラック(14番人気)を最後に伏兵の優勝はない。中距離型が敬遠する近年のレース事情もあり、今年もフルゲート(18頭)に満たず14頭立て。明らかに力不足の馬の台頭も考えにくい。

 過去10年の優勝馬の平均馬番は「5.5番」、同最終4コーナーの位置は「3.7番手」。開催2週目で芝の傷みも少なく、定説とはいえ「内枠有利」。16、17年連覇のキタサンブラックのように「内枠&先行馬」に有利な設定。差すにしても最終4コーナーで好位に押し上げられる機動力は必要になってくる。

 ただ、個人的には今年の逃げ候補スティッフェリオダンビュライトは内寄りの枠を引けたとはいえ、押し切るまでの力があるかは疑問が残る。近走、スタートに課題を残すキセキが道中で動くと見れば「内寄り枠の差し馬」が狙い頃か?

 確定枠順を見ると1番モズベッロ、2番エタリオウ、3番トーセンカンビーナ。いずれも死んだふり?の差しは狙えるキャラと脚質。人気馬では5番ミッキースワロー、7番ユーキャンスマイルも許容馬番。

 ちなみに、過去10年では2番人気が5勝、3着2回(着外2回)で1番人気(2勝)以上に活躍。さらに過去10年の優勝馬の前走着順は1着馬5勝、2着馬3勝と「前走連対馬」が強いのも頭の隅に入れておきたい。
(文=スポーツニッポン記者・小田哲也)

ただ今、ウマい馬券では天皇賞(春)予想特集ページを公開中。長距離戦に実績のある“穴の万哲”ことスポニチ・小田哲也記者や血統予想で定評のある栗山求氏が「買ってほしい1頭」をピックアップ。また、馬券裁判男・卍氏が満を持して今週からデビュー。 予想の参考にぜひご覧ください!

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