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【天皇賞・春予想】久々でも昨年の優勝馬フィエールマンに期待/JRAレース展望

  • 2020年05月03日(日) 06時05分
 4歳以上の古馬が3200mを舞台にスタミナと底力を競うレースで、長い伝統と格式を誇る。かつては1度勝利すると出走権を奪われるといった時代もあったが、現代ではある意味、特殊な距離で行われるという性格上、リピーターが多いレースだ。過去10年で連覇が2頭。18年レインボーラインはこのレースを最後に引退したが、2015年のゴールドシップ菊花賞の優勝馬で、12年に14番人気で勝利したビートブラック菊花賞3着と京都競馬場の長距離レースに実績があった。

 ◎フィエールマンは昨年の優勝馬。母系に重厚な欧州スタミナ血統を持つディープインパクト産駒で、母も仏国芝2400mの重賞勝ち馬。その血統イメージ通りに長い距離で実績を積み上げてきた。今回は昨年の有馬記念以来の出走となるが、もともとレース間隔を空けながら実績を積み上げてきた馬。ディフェンディングチャンピオンとして恥ずかしい競馬はできない。

 瞬発力勝負になれば○ミッキースワローも侮れない。今年初戦のアメリカジョッキークラブCは故障した馬の影響を受けてリズムを崩しながらも4着。日経賞は外にもたれながらも3つめの重賞タイトルを手中にした。いまだGI級かどうかは判断に迷うところだが、祖母は1994年の桜花賞2着ツィンクルブライドという血統。GIタイトルを持つ馬が2頭という今年のメンバーなら、その実績は上位だ。

 上昇著しいのは▲モズベッロだ。準オープンの身で挑んだ日経新春杯に勝ち、日経賞は最後の直線で不利を受けながらも2着。GI競走挑戦は今回が初めてだが、もたれるところがあるので、この好枠をいかしたいところだ。

 スタミナ勝負に強い△ユーキャンスマイル父キングカメハメハ、母の父ダンスインザダークという血統。5歳で素質を開花させたラブリーデイと同じだ。17年の菊花賞馬△キセキは、その菊花賞以来となる京都競馬場。18年の菊花賞フィエールマンとハナ差の勝負をした△エタリオウとともに復活を期待したい。

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