9日に京都競馬場で行われる
京都新聞杯(3歳・GII・芝2200m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる11回の馬券絡みが
ディープインパクト。次点で3回の
ネオユニヴァースが続き、2回が
タニノギムレット、
マンハッタンカフェ、
ステイゴールド、
ハーツクライとなっている。
ディープインパクト産駒は「3-3-5-14」。昨年は後の
日本ダービー勝ち馬
ロジャーバローズが2着に好走するほか、3着には7人気の伏兵
サトノソロモンが入線。15年と12年には1〜3着を独占して存在感を放つ一方で、18年には1・2人気の支持を集めた
フランツ、
グローリーヴェイズが期待に応えられず馬券圏外に敗れている。今年は上位人気と目される
アドマイヤビルゴ、
ファルコニアの2頭が出走予定(同産駒のコース成績は「30-24-30-128」勝率14.2%・複勝率39.6%)。
初出走となる
エピファネイア産駒からは
アリストテレスが特別登録。なお、いとこに同オーナー・同厩舎の管理馬として出走した19年
フランクリン(5人気13着)、18年
フランツ(1人気10着)がいる血統だ(同産駒のコース成績は「0-0-1-1」勝率0.0%・複勝率50.0%)。
ルーラーシップ産駒は「0-0-1-2」。まだサンプルが少ないなか、17年
ダノンディスタンスは勝ち馬とタイム差なく3着(頭+クビ差)に好走している。コース成績においては勝率で
ディープインパクトを上回るだけに、注目に値する種牡馬と言えそうだ。今年は
マンオブスピリットが出走予定(同産駒のコース成績は「6-2-3-24」勝率17.1%・複勝率31.4%)。
ハーツクライ産駒は「0-2-0-9」。2度の2着は18年
アドマイヤアルバ(11人気)、17年
サトノクロニクル(1人気)と対照的な人気によるもので、コース成績からも勝ちあぐねる傾向が見受けられる。今年は
キングオブドラゴン、
シルヴェリオの2頭が出走予定(同産駒のコース成績は「10-18-9-102」勝率7.2%・複勝率26.6%)。