「
京都新聞杯・G2」(9日、京都)
底知れない大物のオーラが漂う。
アドマイヤビルゴは6日、栗東坂路で4F56秒0-40秒4-12秒7。先週にCWで負荷をかけられているため、全体の時計は控えめだが、前脚の回転が速く、後肢の蹴りが実にパワフルだった。
「問題はないです」と友道師は納得の笑みを浮かべる。「デビュー前とは別馬のよう。使うごとに良くなっているよ」。前走後に短期放牧へ出し間隔を取ったことで、さらなる成長が見て取れる。
今回は騎手の移動制限で主戦の
武豊が乗れないため、藤岡康と初コンビだが、指揮官は「デビュー前から再三調教に乗っていて、一番分かっているジョッキー」と心配していない。指名を受けた鞍上も「先週乗りましたが、随分と良くなっていた。コントロールが利くので距離延長も大丈夫」と自信ありげだ。
まずは無傷3連勝で重賞初制覇へ。17年当歳セレクトセールで5億8000万円(税抜き)の高値がついた注目馬が、ダービーの有力候補に名乗りを上げる。
提供:デイリースポーツ