上半期のローカル重賞を締めくくる一戦だが、過去10年を見ても人気通りに決まることはほとんどなく、荒れるハンデ重賞というイメージが強いレースとなっており、人気馬と伏兵馬の取捨選択がポイントとなりそうだ。
◎は
レッドガラン。前走の
大阪城Sが、2番手から押し切る強い内容。まだ10戦のキャリアだが、ここまでほとんど大崩れなく走っており、今回は初めての重賞となるが、筋の通った血統や素質的にも即通用しても不思議ではない。
○に
ダイワキャグニー。左回りに実績があり、昨年の
ジャパンCでも勝ち馬から0秒7差の6着と健闘している。このメンバーなら勝ち負けになる。あとはトップハンデの57.5キロがどう出るかだろう。
▲の
ブラヴァスは休養を挟みながら2連勝と一気にオープン入りを果たした。
母ヴィルシーナという血統馬で、今後更に成長が見込める。55キロというハンデも手頃。初重賞制覇も夢ではない。
△は剥離骨折による休み明けが鍵だが能力高い
エアウィンザー、左回り得意の
ギベオン、あとは前走の
小倉大賞典2着で53キロの軽ハンデの7歳馬
ドゥオーモにも注目だ。
力通りに人気馬が上位に来るのか、波乱の立役者が現れるのか。
新潟大賞典は5月10日(日)、15時20分発走。
(文:佐々木祥恵)