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【門別競馬情報】“シルバーコレクター”返上し3歳一冠め制するかアベニンドリーム「第44回 北斗盃」/地方競馬情報

  • 2020年05月14日(木) 12時30分
 きょう14日の門別ナイター、メイン12Rは3歳三冠レースの初戦「第44回 北斗盃H2/1600m内回り」(発走20時35分)。7頭立てだが「少数精鋭」と言っていい顔ぶれ。重賞勝ち馬2頭(シンボフジノロケット)に連対実績馬も2頭(レッドカードアベニンドリーム)おり激戦が期待される。

 中でも、大きな支持を集めそうなのはアベニンドリームだろう。JRA認定アタックチャレンジ競走(認定未勝利)で着外に沈むなど、デビューから夏場にかけては苦労が続いたのだが、認定未勝利(平場未勝利で勝ち上がり1勝馬ではあった)の立場で挑んだJRA認定ウィナーズチャレンジ6競走(2歳選抜馬)で待望の認定勝ち。

 続くオープンはハナ差2着の惜敗だったが、果敢に遠征した次戦川崎「鎌倉記念SII」で6番人気の低評価ながら地元インペリシャブルのクビ差2着と好走。続いて、さらにメンバーレベルの上がったダートグレード競走「北海道2歳優駿JpnIII」でもJRAキメラヴェリテの2着に踏ん張り、地元最先着を果たすまでに成長を遂げてみせた。

 その後、冬場はリフレッシュに充てて今季オープニングデーの3歳戦「牡羊座特別」で戦列復帰。冬場も川崎所属で使われてきたビービーガニアンを捕まえ切れず0秒2差の2着だったが、+16キロの馬体増も含めれば三冠戦線に向けてまずは順調な滑り出しと言えるだろう。今回は10日の最終追い(屋内用調教用坂路=600m)でラスト2Fの時計を0秒4詰めてきて、大きな「上積み」を期待できそうだ。メンバーレベルに関わらず2着が4戦続いていることで「相手なり?」との懸念を抱く向きも少なくないかもしれないが、高レベルの交流重賞で連続2着が示す通り「潜在能力最上位」は疑うべくもない。狙い澄ました目標の一戦で、3歳一冠め制覇を成し遂げられるかに注目だ。

 強敵になりそうなのがレッドカード。今回は出走しない牡羊座特別勝ち馬ビービーガニアンと同じ林和弘厩舎の所属の牝馬で、前走は水沢の「留守杯日高賞M1」に遠征。浦和ボンボンショコラの速力に屈したものの、早め2番手から0秒3差の2着で続き、潜在能力の高さをあらためて示してみせた。牝馬ながら息の長い末脚に魅力があり、長い直線で上がりを要する追い比べになれば戴冠の可能性も高まるか。

 岩手水沢で「金杯M2」勝ちのタイトルあるシンボは、移籍前に遠征で挑んだ北海道・岩手交流の重賞「知床賞M3」でアクアリーブルを追い詰め0秒1の2着に食い込んだ末脚が武器。アクアリーブルは御存知の通り、後に南関東3歳牝馬二冠(桜花賞東京プリンセス賞)を制したトップホースであり、同馬と接戦歴あるシンボにも、再転入2戦目での前進に期待がかかる。

 フジノロケットは昨年9月の岩手盛岡の芝1600m「ジュニアグランプリM1」で豪快な差し切りV。上記シンボを差し切っての重賞初勝利だった。戦歴的には芝コースでの健闘が目につくが、休み明け初戦の前走・牡羊座特別でも2着アベニンドリームから0秒8差の4着と力は見せた。今回は主戦で昨年リーディング独走1位の石川倭騎手に手綱も戻る。上位争いに食い込んでみせるか。

 タイセイシャイニーは遅いデビュー戦となった前走3歳戦「鳥待ち月特別」を力強く差し切って勝利。厩舎スタッフもいくらか驚きを見せていた初戦勝ちだったが、一気に田中淳司厩舎の「遅れてきた秘密兵器」的ポジションに躍り出た。初の内回り、距離延長の1600mと初物尽くしでも「未知の魅力」が大きいのは確かだ。どれだけの走りを見せてくれるのか、楽しみの方が大きい。

 他では、JRA4戦未勝利で転入2戦目となるアッカレッツァーレ、前走3歳戦「稲苗月特別」を勝って勢い付いたライトロングも上位進出をうかがう。

 昨年のリンゾウチャネルに続く「三冠馬」への唯一の権利をつかむのは、どの優駿か。発走は夜20時35分です、お見逃しなく!

(文:ひだか応援隊)

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