異色のジャンパーが快挙に挑む。
タガノエスプレッソ(牡8歳、栗東・五十嵐)が、土曜京都8R・
京都ハイジャンプで障害重賞初制覇を狙う。14年に平地の
デイリー杯2歳Sを制しており、勝てば史上13頭目の平地&障害重賞制覇。5年5カ月30日ぶりでの重賞タイトル奪取となれば、
ダンスインザモアの05年ス
プリングSから10年
福島記念までの5年7カ月30日に次ぐ、歴代2位の勝利間隔だ。
芝、ダート、障害でオープン勝ちを果たし、健在ぶりを示し続ける愛馬について五十嵐師は、「まだまだおじいさんの体じゃないもんね。数も使ってないし、間をあけながら使っているのがいいんだろうね」と目を細める。前走V後は、ここを目標に調整。「今週の追い切りの動きも良かったよ。順調に来ている」と期待は大きい。
暑さが苦手な馬だが、馬房に扇風機とミストを置くなど対策も万全だ。「頭数もメンバーも落ち着いたし、もともと広いところでやりたかったので、コースも歓迎」と指揮官。重賞初制覇を果たした思い出深い京都で、新たな栄冠をつかみ取る。(デイリースポーツ・大西修平)
提供:デイリースポーツ