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【オークス】ウインマイティー戴冠へ手応え十分 産駒の好素材が勢力図塗り替える

デイリースポーツ
  • 2020年05月20日(水) 06時05分
 「オークス・G1」(24日、東京)

 連勝中のウインマイティーが、勢いに乗ってG1に初挑戦する。過去10年で3頭のオークス馬を輩出した相性のいいステップレース・忘れな草賞の勝ち馬。中間も追い切りで好時計をマークするなど、抜群の気配を示している。伸び盛りの新種牡馬ゴールドシップ産駒の好素材が、一気に3歳牝馬戦線の勢力図を塗り替えるか。

 今年も注目の一戦から、好素材ウインマイティーがタイトル奪取を狙う。11年エリンコート、15年ミッキークイーン、19年ラヴズオンリーユーと過去10年で3頭が樫の女王に輝いた忘れな草賞の勝ち馬。本番に直結する前哨戦を快勝し、五十嵐師は「使うごとに体も競馬も良くなっている。学習能力が高い。すごく順調。今のところ何の問題もなく来ている」と表情は明るい。

 13日の1週前追いも抜群だった。栗東CWで3頭併せ。僚馬2頭を最後方から追走すると、直線は鋭く伸びて置き去りにした。6F78秒9-37秒8-12秒4の好時計。師が「長いところ、速いところをやってもケロッとしている。男馬みたいに負荷をかけられるね」と胸を張れば、担当の柴田助手も「カイ食いも落ちないし、目方も増えているくらい。毛ヅヤや馬体の張りもいい」と手応え十分だ。

 思えば厩舎のG1初Vも牝馬だった。05年の阪神JF。2戦2勝のテイエムプリキュアが8番人気の低評価を覆した。「正直、雨のおかげもあったし、あの時とは状況も違うけどね。競馬はやってみないと何があるか分からないから」と師。桜花賞デアリングタクトには3走前のエルフィンSで7着に敗れたが、当時は急仕上げも影響した。万全の態勢で迎える反撃の機会。燃えないはずがない。

 「距離も大丈夫だと思う。屋根(ジョッキー)もベテランだし、乗りやすい馬だから」と新コンビの和田の手腕にも期待する。新種牡馬である父ゴールドシップ譲りの力強い走りで、一気に3歳牝馬の頂点まで駆け上がる。

提供:デイリースポーツ

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