20日、
大井競馬場で行われた第65回
大井記念(4歳上・重賞・ダ2000m・1着賞金3200万円)は、大逃げから離れた4〜5番手でレースを進めた
御神本訓史騎手騎乗の1番人気
ストライクイーグル(牡7、大井・
藤田輝信厩舎)が、直線で外目から脚を伸ばし、先に抜け出した3番人気
タービランス(牡7、浦和・
水野貴史厩舎)をゴール前で捕らえ、これに1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分7秒4(不良)。
本レースで2着以内に入った
ストライクイーグルと
タービランスは、6月24日に
大井競馬場で行われる
帝王賞の優先出走権を獲得した。
【
御神本訓史騎手】
「今日は1番人気での競馬でしたが、枠も良かったですし、前走よりも1キロ軽いのも大きかったと思います。
スムーズな競馬を意識してたんですけど、いいスタートが切れました。前走はかなりスローペースの上がり競馬でしたが、今日は結構前が飛ばす形になって、それでもスムーズに上手く追走でき、直線はしっかり伸びてくれました。道中は流れていたので押っつけながらでしたけど、追ってからの反応はグッと沈んだので、何とか前を捕まえてくれると思って追いました。
(コンビで2戦2勝は)状態がいいときに騎乗させていただいているのが大きいと思います。この後大きいレースも行くと思うので、一生懸命に乗りたいと思います。
コ
ロナも大分収束しつつあると聞いていますが、まだまだ気が抜ける状態ではないと思います。皆さまが早く競馬場に来場されることを願っていますし、皆さまの前でいい競馬ができるよう頑張っていきます」
【
藤田輝信調教師】
「4コーナーで少し不利があったので心配しましたが、最後の脚はしっかりしていたので、上手く調整してくれているスタッフに感謝したいです。
(同厩の)
オールブラッシュが力を発揮するには逃げるしかないと話していたんですが、ものすごい逃げになってしまったんですが最後まで踏ん張っていたので、よく頑張ったなと思いました。
ストライクイーグルは前走もこういう形で、
ノンコノユメに競り勝つくらいの脚を見せてくれたので、今回はあのメンバーよりは楽かなと思いましたが、またすごい脚を見せてくれて感動しました。
(次走は)ここコンスタントに使ってきたので、馬の状態を見て決めたいと思います。
お陰様で良い馬を預けていただいていることと、騎手もよく考えて乗ってくれますし、スタッフが上手く調整してくれるので、感謝しています。
こういう状況の中で南関東を応援して下さる皆さまに感謝しています。早く収束して、皆さまにお会いできる日を楽しみにしています」
(取材:高橋正和、編集:netkeiba)