24日に東京競馬場で行われる
オークス(3歳・牝・GI・芝2400m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる11回の馬券絡みは
ディープインパクト。次点で3回の
ゼンノロブロイが続き、2回が
キングカメハメハ、
ハーツクライとなっている。
ディープインパクト産駒は「4-4-3-25」。昨年も
ラヴズオンリーユーと
カレンブーケドールでワンツー決着を果たしていたが、勝利した4頭に限ればいずれも3人気以内に支持されており、同産駒を評価する際には人気にも注目してみたい。今年は
スマイルカナ、
デゼル、
ミヤマザクラ、
サンクテュエール、
リアアメリア、
マジックキャッスル、
インターミッション、
ソフトフルート(抽選対象)、
リリーピュアハート(抽選対象)の9頭が特別登録。
また、
ディープインパクトの後継種牡馬として期待される
キズナ産駒からは、
マルターズディオサ、
アブレイズ、
クリスティ(抽選対象)、
ショウナンハレルヤ(抽選対象)、
フィオリキアリ(抽選対象)の5頭が特別登録。
エピファネイアや
リアルインパクトが新種牡馬としてGI馬を出しているだけに、
キズナも箔を付けたいところだろう(同産駒のコース成績は「1-0-0-3」勝率25.0%・複勝率25.0%)。
同じく初出走となる
エピファネイア産駒は、上位人気と目される
デアリングタクトが出走予定。
青葉賞、ゆりかもめ賞、といった特別戦含め、同産駒は延べ8頭が出走しながら、東京芝2400mでは人気を下回る着順になった馬がいない点が特筆すべき事項(同産駒のコース成績は「1-2-1-4」勝率12.5%・複勝率50.0%)。
ハーツクライ産駒は「1-0-1-13」。14年の勝ち馬
ヌーヴォレコルトは単勝1.3倍の支持を集めた
ハープスターを負かしており、断然の人気馬がいる時にこそ侮れない存在となり得るのは父譲りかもしれない。今年は
クラヴァシュドール、
ウーマンズハート、
チェーンオブラブの3頭が出走予定。