23日に京都競馬場で行われる
平安S(4歳上・GIII・ダート1900m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、京都ダート1900mで施行されるようになった2013年以降をデータの集計対象とした。
過去7年で最多となる3回の馬券絡みが
キングカメハメハと
アドマイヤボス。2回で
シンボリクリスエスと
ゴールドアリュールが続く。ちなみに
アドマイヤボス産駒の好走例は、いずれも
クリノスターオー(16年2着、15年2着、14年1着)によるもの。
スウェプトオーヴァーボード産駒は「0-0-1-0」。昨年の3着馬でもあり、実績面からも上位人気と目される
オメガパフュームが出走予定。同産駒は下級条件を含めても未だ勝利例のないコースではあるが、3着以内に好走した延べ3頭のうち2回が
オメガパフュームでもある(同産駒のコース成績は「0-1-2-10」勝率0.0%・複勝率23.1%)。
ゴールドアリュール産駒は「0-1-1-6」。2度の好走例は
クリソライト(17年6人気2着、16年4人気3着)によるもので、出走した延べ8頭のうち5頭は二桁人気馬でもあった。今年はGIで一線級の活躍を続ける
ゴールドドリームが参戦する(同産駒のコース成績は「9-17-8-74」勝率8.3%・複勝率31.5%)。
初出走となる
カジノドライヴ産駒からは、
ヴェンジェンスと
ヒロブレイブの2頭が出走予定。
A.P. Indy系種牡馬の産駒と大まかな括りでみれば、15年1着
インカンテーション(
父シニスターミニスター)や18年3着
クインズサターン(
父パイロ)を好走例として挙げられる(同産駒のコース成績は「2-2-2-7」勝率15.4%・複勝率46.2%)。
ハーツクライ産駒は「0-0-0-2」。過去に出走した2頭はいずれも二桁人気馬でもあり、16年13着
マジェスティハーツに至っては初ダートでもあった。同産駒からは
ロードレガリス、
スワーヴアラミス、と今年の
アルデバランSの1・2着馬が揃って出走するため、改めて種牡馬としての真価を問われるだろう(同産駒のコース成績は「5-6-5-49」勝率7.7%・複勝率24.6%)。