距離1000m以下のレースで構成されるスーパース
プリントシリーズは、今年で10年目を迎える。全国各地で
トライアルを6戦行い、勝ち上がったス
プリンターたちが
ファイナルとなる
習志野きらっとスプリントで頂点を争う。その第1戦が
盛岡競馬場で行われる早池峰スーパース
プリントだ。岩手のス
プリント界では絶対的な力を誇っていた
ラブバレットが、前走、地元のス
プリント特別で4着と敗れ、そこから巻き返せるかどうかがカギとなる。
ラブバレットを除くと、皆にチャンスがありそうな顔ぶれで、混戦になることは間違いないだろう。
◎は
ラブバレット。昨年秋に南関東に移籍して3戦は、この馬の持てる力を発揮できずに終わり、岩手復帰戦の前走(ス
プリント特別・OP)でもこの馬らしさを見せられないまま、4着と敗れている。ただ実績だけみればここでも抜けた存在で、調子さえ戻っていれば当然この馬が中心となる。
○に
エイシンテキサス。2018年(園田FCス
プリント)、2019年(日本海ス
プリント)とこのシリーズで優勝の経験があり、ワンターンの競馬場が得意。昨年は盛岡の芝1000mのOROターフス
プリントに勝っているようにスピードも上位で、ここでも十分戦えるはず。
▲は
コンサートドーレ。南関東では7勝し、一時はA2クラスで走っていたことも。岩手に再転入の前走のス
プリント特別では2着の
サマニーに7馬差をつける圧勝で、重賞初制覇に期待がかかる。
△は3頭。A2で走っていた南関東からの転入初戦でス
プリント特別に勝った
タイセイブラストと1000mに距離短縮がプラスの
リュウノヴィグラス、そして昨年3着の
シャドウパーティーにも注意したい。
強い
ラブバレットが復活するのかに注目が集まる早池峰スーパース
プリントは、5月24日(日)、18時10分発走。
(文:佐々木祥恵)