この令和2年度シーズンは、開催日数が昨年度より2日間増えて「15開催・82日間」のフレームで行われている門別
グランシャリオナイター開催。最大30億円近くまで膨れ上がった「単年度赤字」を段階的に圧縮し、黒字転換を図っていく取り組みの中で、ホッカイドウ競馬の開催日数は平成21年度シーズンまで毎年のように少しずつ削減され、「門別本場化(ナイター化)」2年目の平成22年度シーズンから令和元年度シーズン(昨季)にかけては概ね「15開催・80日間」の開催フレームが堅持されてきた。
そうした過程で、
JRAとの相互発売や各ネット発売チャンネルを通じた全国規模でのファン増加が実現され、近年は一足飛びに発売額がアップ。令和元年度の発売総額は約333億円まで伸び、なんと平成5年度以来26年ぶりとなる「330億円」超えを果たしたのを機に今年度、ホッカイドウ競馬は、計81日間の開催だった平成21年度以来、実に11年ぶりに「開催日数増」へと舵を切ることになった。
ただ、その増加は前後いずれかを一週延ばす、という対応ではなく、2歳馬の出走周期がまわり始めるまでのシーズン序盤の基本フレームとなっている「週2日開催」のところに2開催に亘って一日加えることで「2日間の開催日増」を実現した形だ。具体的には、第4回開催初日の今日26日と、翌5回開催初日の6月9日が「新たに増えた開催日」ということになる。
そうした“めでたい”開催日である26日(火)のメイン12Rは「エゾタンポポ特別」(C2-1組・1700m外回り、発走20時40分)。前走、3歳三冠競走の初戦「
北斗盃H2」に未勝利の身で果敢に挑み、鋭い末脚で
レッドカードのクビ差2着に追い込んだ
アッカレッツァーレの走りがまずは注目されるが、その
アッカレッツァーレを3走前0秒9も引き離して快勝している
キタサンホワイト、昨年2歳オープンのこの距離で強敵
タイセイサクセサーの2着に追い込んだ実績ある
カツゲキダイオウらが上位の支持を集めそうだ。20時40分のゲートイン、お楽しみに!
(ひだか応援隊)